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イギリスでは学校機関 (幼稚園や学校だけでなく学童クラブや成人学級も) はオフステッドという非政府機関の学校教育基準局から数年に一度抜き打ちで学校視察を受けます。
どのくらい抜き打ちかと言うと、いきなり電話があって「あさってから3日間、視察します」と言われるくらい。
そのオフステッドが何と、私が日本語を教えている成人学校にもやってくるけれど、誰の授業を見るかもわからないというニュースを金曜日に聞きました。ただ、前回の訪問では外国語を教えるクラスがいまいちいい成績をもらえなかったらしく、外国語を教えているクラスを中心に視察をするといううわさがありました。
今日、私は日本語のクラスがあったのですが、いきなりしょっぱなに視察が入りました(苦笑)。でもね、私、こういうのって全くあがらないんです。だって日本語で授業をすればいいから!もし英語で授業をしてください、と言われたらめちゃくちゃ緊張しますけど(笑)。
いつものように生徒さんの出席をとって、グループに分かれて会話の練習をして・・・としているうちに、オフステッドの視察官は去って行きました。
休憩時間に「お話があります」と視察官に言われ、教室に戻って、フィードバックを聴くことに。
そうしたらね。
「まず、結果から。あなたの授業は
outstanding (最高) でした。とにかく、ずっと日本語で話しているし、生徒さんもちゃんと日本語を使おうとがんばっている。クラスの雰囲気もすごくよくて etc. 」と言っていただけたのです。そうそう、outstandingの評価はもらえないので、すごくうれしかったです!
その後、生徒さんたちにもインフォーマルなインタビューをしていたのですが、みんなもとにかく授業が楽しくて・・・と言ってくれました。毎週、仕事が終わってから40分近くかけて来てくれる人も数人いるのですが、みんなが楽しい、わかる、と言ってくれたのがやっぱり一番うれしかったな。
ここしばらく、体調がよくなくて5週間も咳込んでいる日が続いています。今日は熱もあったのですが、無理して行ってよかった、と思ってしまいました (←単純)!
体調はよくないので、まるな一日とは言えないけれど、今日のこの評価にはまる!な気分です。
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Category: 日本語 - 言語
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1週間だけ日本から来ている姪っ子のなおちゃん。月曜日には小学校で折り紙を教え、水曜日にはなんと日本語教室に参加。日本語を習っているイギリス人と会話?をするというこれまた貴重な体験をしてきました。
左上:何歳ですか、と聞かれ、5歳です、と答えているところ。
右上:休みの間、生徒さんの一人と一緒にホワイトボードに落書きをしているところ。
下:なおちゃん一人で、二人のイギリス人とお話をしています。
自分の姪っ子ながら驚いたのが、なおちゃん、日本語を違う文に言い変えることができるということ。例えば、
「なんで にほんご べんきょうするの?」
という質問では生徒さんは???です。それでなおちゃん、
「なんで にほんごを べんきょうして いますか?」
と自分の質問を言い変えたんです!びっくり!それもゆっくりと。
実は、これって大人でもなかなか難しいんですよ~。
そして、
「何色が 好きですか」
という生徒さんからの質問にも
「みずいろが すきです」
ときちんとした文で答えていたことにも驚きました。
誰が教えたわけでもないのに、5歳のなおちゃん、この年にして「言葉が通じる」ということを、自分なりに考えて話をするようになっていました。叔母バカですが、なおちゃんの順応性に驚くと同時に、どうしたらいいのだろうと、人の立場になって考えることができるようになっていてうれしく感じました。
この授業では、ほとんど緊張することもなく笑顔で会話?を楽しんでいました。その中でも、ホワイトボードに落書きをしているときが一番いい表情をしていましたね。やっぱり子どもの楽しみはいたずら?これは世界共通なようです。
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イギリスでは
イースターホリデー (復活祭) のため、2週間、学校はお休みでした。今週からいろいろな仕事が再開。
まず、小学校。4月から7月が日本で言う三学期。イギリスでは
summer term (夏の学期) と言います。始業式もないし、半日授業なんて言うのもないので、月曜日から「普通」の学校生活です。
久しぶりに子どもたちに会って、一緒に勉強するのは楽しいですね。元気にみんなが学校に来てくれ、本当にうれしい。
そして、今日から
Adult Education (成人学級) の日本語のクラスも始まりました。今回は人数が集まるかどうか不安でしたが、ちゃんと人数もそろって、気持ちよく第1回目の授業を終えました。
今日から、
Plain Style (普通形) という勉強に入りました。いわゆる「話し言葉・書き言葉」です。つまり、「行く」「食べる」「読んだ」というように断定する形。新聞や本を読む時、家族や友達と話す時に用いますね。
日本語では、まずは、
Polite Style (丁寧形) という形を2年半かけて (1年間で60時間の授業時間) 勉強します。これは、いわゆる「です・ます調」のことです。このいい方ができれば、日本人と話をしても相手を嫌な気持ちにすることはない、丁寧な形です。
英語話者にとって、文体を変えるというのはやはり少し難しいようです。英語でももちろん、丁寧な言い方やちょっとくだけたいい方、失礼にあたるいい方もあるので、そういうところを加えながら説明していきます。
日本にいたら、絶対にこの仕事をやろうとは思わなかっただろうな。
イギリスに来て、たまたま偶然、日本語を教えることになったのですが (この話は
ココをクリック! )、教えるということは理解していないと教えられない。日本語ってこんなに奥深い言語なんだ~と日々実感。
生徒さんにしてみたら、私が「唯一知っている日本人」なので、私の言葉=日本人の話す言葉 となってしまうのです。自分が話している内容や使っている言葉はきちんとしているかしら、と不安になることもしょっちゅう。丁寧に話そうとしているのですが・・・なかなか難しいですね。
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みなさん、普段お礼の言葉を言う時に
「ありがとうござい
ます 」と「ありがとうござい
ました 」のどちらを使いますか?
私は、最近まで両方使っていたんです。何かいただくときには「ありがとうございます」、そのお礼を後日言う時には「ありがとうございました」・・・というように。
なぜこの話題かと言うと・・・
先日、いつも聴いているポッドキャストに、たまたま松尾貴史さん (←私、ファンなんです) が登場していて、この話題になったんです。
「『ありがとうござい
ました 』と過去形になった途端に、その気持ちは既に終わってしまっていること。今の時点でありがたいと思っているのならば、過去形を使うのはおかしいのではないか。過去形で言ってしまうと、今は感謝していないということになる」との説明に、なるほど~と思ったのです。
そうだよな~、と思いながら、英語での言い方を考えてみると、「ありがとうござい
ました 」 という過去形でのお礼はないんです。
英語で「ありがとうございます」は Thank you. もう少し丁寧に言う時にはThank you
very much. さらに上は Thank you very much indeed. でも過去形はないんです。
昨日の日本語のレッスンで、お医者さんへ行き、診断後、お礼を述べるという場面の資料に偶然、
「ありがとうございました」
と書かれていたのです。
生徒さんの一人が、素早く反応しました。
「どうして過去形なの?今、お礼を言うのに過去形っておかしくない?」
と指摘をしたのです。
すると、違う生徒さんが
「でも、診てもらったという事実はもう過ぎ去ってしまった過去のことなので、その行為に『感謝した』ということなら、過去形でもおかしくないのではないの?」
とのこと。
同じ英語話者でもとらえ方が違う、ということにおもしろいなぁと感じました。
「ありがとうござい
ます 」と「ありがとうござい
ました 」
みなさんはどう思いますか?
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昨日の続き。
「おはよう」は「お早く」が転じたものだそうです。
昔から日本人は勤勉で、朝早くから畑仕事を始めていました。自分の畑へ行く途中で、精を出して畑の手入れをしているお隣さんの姿を見て、「朝も早(はよ)うから、精が出ますね。調子はいかがですか。」と声をかけるのが普通だったそうです。これが短くなって「おはよう」となったのです。また、朝が早かった日本なので、この「おはよう」と言う言葉は、10時過ぎには、もう使えなくなったそうです。イギリスでは12時までが ”Good morning” だけれど、日本では ”おはよう” は10時過ぎぐらいまでしか使わないのは、こういう理由だと日本語教師養成コースで教わり、非常に興味深く日本語について学びました。
同様に「こんにちは」は、「今日(きょう)は、いかがですか。がんばっていますか。」と声をかけていたものが、「こんにちは」だけが残ったとのこと。なので、「こんにち
は 」の「は」は、「私は」の「は」と同じ扱いのものであり「こんにち
わ 」ではないと教わり、納得しました。
そして、英語圏では「How are you?」と必ず聞くのに、日本語では聞かない理由も、「おはよう」や「こんにちは」に、「いかがですか。がんばっていますか。」という意味が含まれているからだと聞き、普段使っていた日本語にそんな意味があったなんて、と目から鱗が落ちた状態でした・・・。今でも、その授業のときに受けた感動は忘れません。
そう思うと、これはどういう意味だろう?といろいろと興味が出てきません?全ての意味を調べることはできませんが、私は気になったものや何回も耳にするものは、なるべく調べるようにしています。
おもしろいもので「もしもし」。
これは、明治時代に電話が普及し始めたころに「モノ申す、モノ申す」が転じて「もしもし」になったとのこと。つまり、電話をかけたほうが「もしもし」と言い、受け取る方は、モノ申す訳ではないので、「もしもし」とは言わず、「はい」と答えるのが正しいのですね。
こういう話を日本語の生徒さんにしていくと、みんな「おもしろい!」と喜んでくれます。言語を習う時には、なるべくその背景も知る楽しさを感じてもらいたいと思うと同時に、その言葉を「丁寧に」扱ってほしいと思うようになりました。これは私も同じで、英語や他の言語を習う時には、なるべくその意味を知りたいと思っています、その国に対する敬意も込めて。
日本語を教え始めて早12年。教え始めたきっかけは、本当に偶然からなのですが、この偶然も、今、こうしてあらためて日本語を意識し、日本文化の素晴らしさを認識するために生じたものだったように思えてなりません。こうなると偶然ではなく必然だったんですね。ということはイギリスへ来たことも必然ということで、そのきっかけとなった主人と結婚したことも必然なんですかね~。う~ん、人生って全て必然なのかしら?
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