「まる」ないちにち

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イギリスでの生活や仕事を通して、感じたことをつづっていきます。

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 一通のメールから

:: 2011/07/05(Tue) ::

*今日の記事は長いです。
また、「自慢話」という印象を与えてしまう内容かもしれないので、
興味のない方はそのままスルーしてください。*

教師という仕事、結果が目に見えるものではありません。また、人によって何をゴールとするのかも違うので、ある意味、答えもなく、エンドレスの仕事。私にとっての先生は子ども (生徒) たち。子ども (生徒) たちの様子を見れば、「わかる授業をしているのか、つまらないのか」一目瞭然。常に鏡が目の前にあるようで、一日の中に、やった!と思うこともあれば、へこむこともあるし、一瞬たりとも同じことはありません (だからずっと続けられる仕事なんですよね。)

日本で教師として働き、大変なりにも充実した日々を送り (泣いて笑って青春ドラマのようでした (笑))、また特別支援教育にも足を踏み入れて、これから!というところでイギリスへ来てしまいました。渡英したころは、それでも、海外生活にどきどきし、楽しい日々を送っていました。でも生活に慣れたころには、小学校の前を通ったり、子どもたちの声を聞くたびに、「あ~、もう一回、教壇に立ちたい!!」と強く感じるようになりました。

でも、英語もままならないし、イギリスでの教員資格もない。ならば自分にできることをしようと思い、ここにいる日本人の子どもたちに勉強を教え始めました。日本での教員経験を生かし、子どもたちが日本へ帰っても困らないようにサポートしたい、という思いから始めた仕事。有難いことに、たくさんの子どもたちに算数や国語、理科、社会、英語などを教える機会に恵まれました (算数の内容は世界共通ではないのです。教え方や考え方など違うので、日本人にあった方法で教えていかないと、帰国してからが困ってしまいます=詳しく知りたい方はイギリスの学校をどうぞ)。

駐在で来ている子どもたちは数年したら日本へ帰国します。その後は、年賀状のやりとりが続く子も稀にいますが、ほとんどは音沙汰がなくなってしまいます (これはある意味、日本で適応しているということなので、いいことだと思っています)。

長い前置きとなりましたが、タイトル通り、先日、一通のメールが届きました。1年以上も前に帰国された方からです。そのメールに、
「haykichi先生の算数教室に感謝しています。」とお母様からメッセージがあり、
「子ども本人も”算数教室は、やってて良かった”と言います。こんなに時間が過ぎてから、お礼を言うのは失礼ですが、でも、お伝えしたくてメールさせてもらいました。」
と続いていました。

このメールを読んで、私がどんな気持ちになったか・・・わかりますよね。月並みのいい方だけれど、すごくうれしくて、心がじ~んと温かくなりました (こういう時、自分の表現力のなさにがっかり)。この仕事、どこかで線を引いて自分で自分を労いながらの毎日。ですので、自分以外からこういった声を聞けるというのは、本当にうれしくて「教師をやっててよかった」と思える瞬間です。

私の教育理念は、「子どものために」。
もちろん、勉強はとても大切なことなので、きちんと教えます。でも、なぜそれが必要なのか、ということも一緒に考えていきます。なぜ、この単元を勉強するのか、テストで点をとるためではなく、実生活の中で必要だから勉強することの意味も伝えていきます (日本の教育がテストで点をとることになってしまっているので、なかなか難しいですが)

ただ「勉強ができる」のではなく、勉強が得意な子はそれ以上に学ぶことへの興味を引き出し、「なぜ」という疑問を常に持ち、「勉強が楽しくなるように」「自分で勉強の意味を見つけられるように」心掛けています。また、子どものために何が必要なのかを考え、自信のない子には自信を、考えることが苦手な子には考えることの大切さを・・・とその子に必要なことを、その子と、そして親御さんと一緒に実践していっているつもりです。

今回のメールで嬉しかったのが、ちょっぴり算数に自信がなかったこの子が、私と一緒に算数をやっていたことが「良かった」と思えること、つまり、日本へ帰ってから「自信を失わずに」算数の勉強をがんばっている様子がわかったこと。うれしいなぁ。

1年以上も経ってからのメール。こんなに時間が経ったからこそ、より重みのある言葉でした。たった一言の言葉が、どんなに私を嬉しくさせたか!豪華なものやお金や地位や名誉ではなく、心のこもった言葉ほど素敵な贈り物はありません。メールをくださったHさん。これからも「教えること」を頑張っていこう、と私自身への励みになりました。本当にありがとう。
そして、自分自身、感謝の気持ちは素直に伝えようと思った一通のメールでした。

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