「まる」ないちにち

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イギリスでの生活や仕事を通して、感じたことをつづっていきます。

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 アサイメント(課題)の結果・・・その2

:: 2011/07/07(Thu) ::

昨日からの続き。

3つ目の課題は、

・Dyslexia (ディスレクシア:読み書き障害)

ディスレクシアは日本の学校では LD (Learning Difficulties:学習困難) という枠に入っています。読むことと書くこと、そして算数にも問題が出ることもあるディスレクシアについて、英語圏の事例を基に勉強しました。欧米では教室にいる子どもの10% ~ 15%がこの障害を持っていると言われているのに対し、日本では1968年の時点では0.98%に過ぎないということです。ところが、2004年の文科省の調査では4.5% の子どもがこの障害を持っているだろうということがわかりました。40年の間にこんなに割合が増えるものなのか、そこに疑問を持ち、日本ではやっと最近になってこの研究がなされていることから、日本での読み書き障害のサポートの仕方について論じました。

How should dyslexic children be supported in a country where dyslexia is not widely understood?
(ディスレクシアがまだ広く普及していない国で、ディスレクシアの子どもをどのように支援していくことができるのか)


この課題は書いていてもとても楽しかった。知らないことをどんどん吸収していく自分がわかりました。課題を終了した時点では、日本へ帰ってディスレクシアの支援の第一人者になってやろう!と思ったほど (←単純 笑)。ということは、かなり自分でも「できた」と思えるものだったので、結果は、またまた73点をいただきました。

さて、最後の課題。

・Behaviour/Relationship Management (行動/リレーションシップ マネージメント)

このブログでも散々悩み、愚痴を言い、決まらない~・進まない~と言っていた課題です。そう。プレゼンがあるから緊張~と思いきり苦しんだあれです。テーマはADHD (注意欠陥多動性障害)やいじめ、何でもO.K.なんですが、私は、この大学院での勉強のまとめとして、そして、勉強したいと思ったきっかけの自閉症のH君との出会いを形として残したいと思い、自閉症についてより深く自分の知識をつけたく選んだテーマが

How can teachers create an Autism Friendly Classroom?
(教師はどのようにして”自閉症に優しい教室”をつくることができるのか。)


としました。今までの課題は6000字ほどの長さで、自分の言いたいことを盛り込めたのですが、今回はプレゼンをする代わりに課題の文字数は少なく4000字。でも、この2000字の差というのが、結構辛いのです。長い方が自分の考えや意見、文献をどんどん入れられるので、短いものよりも楽なのです。
で、結果は68点。課題自体はとてもいい評価をいただいたのですが、どうもプレゼンのときに資料の参考文献の記載の仕方が悪かったらしく、それがマイナスになったようです。

パスすればいい、なんて思っていたのですが、人間、欲が出るものですね。この参考文献をちゃんと書いておけば、ディスティンクションをもらえ、もしかしたら首席?なんて頭をかすめました (笑)。聞くところによると課題でディスティンクションを取れれば、就職の履歴書にも堂々と載せていいそうです。

それはさておき、4つとも自分の思っていた以上にいい評価をしていただけて、本当にうれしい。英語の壁は確かにあったし、飲み会の誘いも断り勉強に専念し、片道140kmある道程の通学も大変だったけれど、何よりも勉強ができて本当によかった。とても楽しかったです。

目的を持って勉強するということがどんなに楽しいことか、へこみながらも諦めずに進むこと、時には一歩後ろに下がることも学び、自分の人生の中で意義のある2年間だったと思います。自分自身の考え方も成長したように思えるし、今までなかった critique (クリティーク) な考え方 (=日本では批判的・批評的考えと訳されますが、実際は、「なぜこうなのだろうか」と疑問を持ちながら多角的に物事を見ていく考え方) を身につけられたこともうれしい。
そして、何より私に多くの刺激を与え、今までにない視点を物事を考える力を付けてくださった先生との出会いが一番のものだったと思います。

あとは来年の4月末日までに修士論文を提出し、合格をいただければ、晴れて卒業。あのイギリスの大学の卒業式の帽子とガウンを着て、卒業式に出ることを楽しみにがんばろうっと!


今勤めている学校に少し障害を持った子どもが編入してきたのですが、早速、「スペシャリストサポート」として、お仕事をいただきました。毎日、楽しくその子と勉強しています。おまけに、9月からは自閉症の子が二人も入学してくるとか。早速、校長先生に先生たちへのトレーニングの一環として自閉症についての講義をさせていただこうかと思案中。


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