「まる」ないちにち

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イギリスでの生活や仕事を通して、感じたことをつづっていきます。

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 福島の子どもの声

:: 2011/08/18(Thu) ::

本当は北ウエールズでのキャンプの続きを書く予定でしたが、Yahoo! のトップニュースで山本太郎 福島の子と抗議という記事が目にとまったので、そのことについてみなさんとシェアしたくて、ブログにアップすることにしました。

私、山本太郎さんという俳優のことは知らないのですが、彼が4人の福島の小中学生の子たちが永田町の議員会館に自分たちの声を政府に届けるために訪問したそうです。 (文科省と保安院の役人と話をした後の子どもたちの記者会見の様子がUstreamで見られます。実際に子どもが会見をするのは1時間後あたりからです。)

Ustreamを見ていて、子どもたちの率直な言葉が、いちいち胸に突き刺さりました。子どもの声って着飾っていなくて、本当に素直な言葉なんです。この会見の中で、文科省と保安院の役人と話をしてどう思ったか、という質問に対して、
「何で大人なのに、子どもの質問をちゃんと聞いていないのか、と思った」
と小学生の男の子が応えていました。子どもたちが真剣に質問をしたのに、きちんと返事をしなかった役人。
また、もう1回、こういうチャンスがあったらどんなことを質問したいか、という質問に対し、
「ぼくは今日質問ができなかったので、もっと勉強してきたい」
と応えていた男の子。
また、
「3月11日までは原発について見たり聞いたりしたことがなく、何も知らなかった。でも、放射能が体に入ると危ないから、外に出ないようにしている」
という言葉。遊びたい盛りなのに、外にも出られない。プールにも入れない。・・ない、ない、ない・・・ばかりの生活。


私たち大人は何ができるのか。


この声をまずは一人でも多くの人に聞いてもらうこと。それがどんどん広がって、子どものために安全な日本に私たち大人がしていかなければいけない、と一人でも多くの人が思い、何かしら行動に移すこと。もし自分の子どもがその立場だったら・・・と人の気持ちに立つこと。
子どもたちの未来を作るのは私たち大人。私たちは、未来を担う子どもたちの安全な生活を保障できるのでしょうか。

残念ながら、今、私たち大人が子どもに残すのは
負わなくてもよかった心配や苦痛をこの子たちは一生背負って生きていく
という事実。
この会見の中で、大人になったらが癌になるかもしれない、とある子が言っていました。
もしかしたら癌にはならないかもしれない、でも
体が蝕まれていく
という不安を、この子たちは一生背負っていかなければならないんです。本来なら、子どもらしく、友達と遊んだり、勉強したり、いたずらしたりして、「不安」など感じずに楽しく過ごす毎日だったはずなのに。それが、一転してしまった恐怖。
心労が精神的にも体力的にも大きなダメージを与えてしまうのは想像に難くないと思います。

あの事故が起き、それを迅速に対処しなかった政府。その政府を選んだのは私たち日本国民。
一大人として・・・一人間として私たちにできること、何なんだろう。


昨日、イギリス人の友人が遊びに来てくれました。彼女は日本人男性と結婚し、今、宮城県に住んでいます。夏休みということで実家に里帰りのところ、わざわざ私たちの顔を見に来てくれました。

震災後の生活について、彼女から話を聞きました。実際に体験した人の話を聞いたのは初めて。彼女の義理の妹さんは、南三陸町にいたのですが、妊娠8カ月の身重な体だったのに、幼稚園に勤めていて、震災が起きた時には30人の子どもを連れて、高台に避難。震災の起きた翌日のお昼過ぎまで、食べ物もなく、子どもたちと一緒に寒い中、過ごしたと聞き、胸が張り裂けそうになりました。彼女のアパートは津波にさらわれてしまったそうです。きっと生まれてくる初めての子どものためにいろいろと用意していたことでしょう・・・。

一瞬にして尊い命を奪った津波。自然災害の恐ろしさを改めて感じました。

遅々として復興の方は進んでいないそうです。テレビなどで放送されるのは本当に一部。一体、何年かかるのかわからない、とつぶやく彼女。宮城の人は強いそうです。弱音を見せないそうです。でも、本当の心はどうなんだろう・・・。

私たちにできることって何だろう。
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  1. Category: 東日本大震災関連
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  3. | comment:8
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comment

憤りを感じています

日本から友人が送ってくれたティーン向け雑誌の相談コーナーに
「私たちは子供を産めなくなる、産んじゃいけないって本当ですか」という
福島の中学生の質問が載っていました。
そういう心配を子供たちがしなくてはいけないなんて、という憤りと
不安をあおることばかり言う人、ネットやテレビで無責任なことを
言う人への憤り。

私自身も原発は反対です。
ありうる可能性について知らせることは、もちろん大切。
大人がするべきは、「可能性」を伝え、それをなるべく少なくする方法を伝え、
「毎年検査をするよ」とか「今は外に出るのを我慢しようね」と説明すること、
努力することだと思うのです。

その努力が足りないことに対して、山本さんは「怒り、行動」しているようです。
地震以降の彼の行動は、素晴らしいと思っています。
その情熱と行動力を「子供を安心させる」方向に、使ってほしいと思います。
  1. 2011/08/18(Thu) 17:18:33 |
  2. URL |
  3. Chun #szSkF/ec
  4. [ 編集 ]

Re: 憤りを感じています

Chunさん。

> 「私たちは子供を産めなくなる、産んじゃいけないって本当ですか」という
> 福島の中学生の質問が載っていました。
中には結婚も避けられる、という話も聞きました。同じ人間として生まれて来て、
同じ日本人同士、どうしてそんなことになってしまうのか。

Chunさんご自身は「子どもを安心させる」という方法でのアプローチ。
これはChunさんだからこそ、できることだと思います。応援しています。

大人が子どもを安心させる努力。当たり前のことなのに、なぜ、それが
できないのか。なぜそういった国になってしまったのか。憤りも感じるし
悲しくもあります。

山本さんという俳優さん。芸能人だから、ここまでマスコミも動くという
のは事実なので、それを上手に使って、日本人の意識を高めていってほしい
と思います。
  1. 2011/08/18(Thu) 17:30:59 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

遠くに住んでいる人たちが、「過剰な善意」を発信していてちょっと困惑することもあります。「逃げて、逃げて、そこには住めない」「スーパーの食品は食べちゃだめ」「水道水も危険だらけ」「公式発表は嘘だらけ」・・・・といった感じなんですけど。
外に出ず、福島県いわき市に住むと決めた以上、リスクを最小限にして出来る事はどんどんやっていく。そんな覚悟を皆持っています。子どもたちにもきちんと話をします。出来る事、出来ない事、我慢すること、積極的に取り組むこと。人生を豊かに生きるには、ここで十分出来ます。子供達の笑顔は消えてませんよ!!
放射線とはしばらく付き合っていかなければなりません。でもそれは、広島でも長崎でもやってきました。遠くに住む人たちも、ダイオキシンや、排ガス、スモッグ、得体のしれない食品添加物にさらされています。どこにいても今の日本ではノーリスクはないといえます。
山本さんは、いい人だとは思いますが、今の彼の手法では、「不幸な福島」を加速させているようにも見えてしまいます。情熱を向ける方向に、発する言葉に注意をお願いしたいです。
heykichiさん、ご心配ありがとうございます。どうぞ普段通りの生活をして下さい。私たちも出来る限り普段通りの生活を心がけています。環境はちょっと悪化しましたが、皆不幸になったわけでも、未来を失ったわけでもありません。普段通り、笑って、泣いて、一所懸命生きています。大丈夫ですよ。
また息抜きに来させていただきますので、そちらの日常を綴ってください。
  1. 2011/08/18(Thu) 21:34:33 |
  2. URL |
  3. sakamoto #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

sakamotoさん。

勇気づけられるメッセージをありがとうございます。多分、日本から離れて
しまっている分、余計に「どうにかしなくちゃ!」という気持ちだけが空回り
してしまったのかもしれません。

> 人生を豊かに生きるには、ここで十分出来ます。

本当ですね。もしかしたら、福島は不幸だ、というラベルを私自身、
無意識のうちに貼ってしまっていたのかもしれません。

> 子供達の笑顔は消えてませんよ!!
これを聞いて、一番ほっとしました。sakamotoさんが胸を張ってそう
言えるのは、やはり子どもたちにもきちんと話をします。出来る事、出来ない事、
我慢すること、積極的に取り組むこと。
をご自身がされていらっしゃるからでしょうね。
私たちにできることは、事実を見つめること・・・普段通りの生活をすることなの
だと考えさせられました。

> 私たちも出来る限り普段通りの生活を心がけています。環境はちょっと
> 悪化しましたが、皆不幸になったわけでも、未来を失ったわけでもありません。
> 普段通り、笑って、泣いて、一所懸命生きています。大丈夫ですよ。
この言葉を読んで、私、sakamotoさんを含め、福島の方に謝らなければ
いけないと感じました。ごめんなさい。そうですよね、不幸になったわけでも
未来を失ったわけでもないんですもんね。ただ、少しだけ気を付けることが
増えたということですね。

ただ一方的に入ってくる情報だけを鵜呑みにしてしまうというのは、ひとりよがりに
陥りやすいということを身にしみました。非常に貴重なコメントをありがとう
ございました。
明日からはまた、我が家の日常ブログに戻りますので、楽しみにして
いてくださいね。
  1. 2011/08/18(Thu) 22:50:18 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2011/08/19(Fri) 11:56:18 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

ずっと

何をどう書こうか、迷っていました。
山本太郎さんは以前にも原発廃止を求めた抗議活動をされていて、
その方法から、賛否両論だとは聞いています。
私は彼をテレビでみてわりとよく知っているので、彼流だなと思いましたが。

forget itでもget over itでもなく、live with itでしょうか。
  1. 2011/08/19(Fri) 17:39:55 |
  2. URL |
  3. Mrs.B #-
  4. [ 編集 ]

Re: とてもむずかしいことばかり

鍵コメさん。

幸せって何だろう、ってよく考えます。お金や名声を得ることではなく、
その時その時、一生懸命に生きることなんでしょうか。
幸せや豊かさの本質を見極めることが、今の日本人に課された大きな
テーマのような気がします。
「平等ではなく対等に幸せ」・・・非常に考えさせられるコメントを
ありがとうございました。
  1. 2011/08/19(Fri) 21:22:06 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

Re: ずっと

Mrs.Bさん。

私たちのように海外にいると、きっと日本国内にいる人たちとは
原発のとらえ方が違ってみえるのかもしれません。
Mrs.Bさんのおっしゃる live with it ―本当にこの言葉ですね。
共に生きて行くのなら、何をすべきなのか・・それを考えることが
第一歩なんですね。
  1. 2011/08/19(Fri) 21:24:20 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

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