「まる」ないちにち

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イギリスでの生活や仕事を通して、感じたことをつづっていきます。

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 トラウマコースで観た映像

:: 2012/02/12(Sun) ::

今週末から第2期トラウマコースが始まりました。
19人で始まった第1期のコースですが、残念ながら、第2期はいろいろな事情でコースに参加できない人もいました。

第1期ではトラウマの理論の勉強。コースの中身はちょっと思っていたものでなかったのですが、課題を書くことで、自分自身、いろいろ学ぶことができたし、参加している人たちとも少しずつ打ち解けていけたことがうれしい。
第2期のコースは実践。私自身はカウンセラーではないので、今週末のコースは????の言葉がたくさん飛び交っていました。でも、聞けばみんな優しく教えてくれ、無知なりに少しずつ学んでいる、という手ごたえはあります。うれしいことです。

さて、昨日の講師の先生、私を見るなり
「おはようございます」
と日本語であいさつしてくださいました。日本に何回も行ったことがあるとのこと。実は、11カ月前も日本に行っているんです。なぜだかわかりますか?

-東日本大震災での救援活動のためです。

そして、阪神淡路大震災のときにも、すぐに飛んで行ったそうです。

ボランティアでイギリスの赤十字で働いてみえるとのこと。「心の支援」を行っている先生で、天災が起きると、すぐにその場へ飛び、現地の人たちにどのように支援を行うのか、地元のスタッフの支援を行っているそうです。

・・・前置きが長くなりました。この先生の授業は、正直、専門家でない私には難しいお話しでした。でも、今回とても感動する映像を教えていただいたので、ここに紹介します。
赤十字がどんな支援を行っているか簡単に紹介したものです。10分弱の映像です。全て英語ですが、字幕が (英語ですが) あるので、興味のある方はぜひ観てください。

Rebuilding Hope


内容は・・・
イントロダクション:世界中には争いや病気、天災、国内紛争などによって傷ついている人がたくさんいます。これらは恐怖や苦痛、そして嘆きを起こします。精神的な苦痛というのは、表面に現れる身体的なものと比べて目に見えないけれど、心理的な影響を与えるものです。

1分30秒~:2005年 パキスタン地震
昨日まで幸せに遊んでいた子どもたちを失ったお父さん。今は、ただ、お墓のある岩に座っているだけの毎日。

2分20秒~:2004年 スリランカ津波
スリランカでは夫を亡くした妻は、1ヶ月間、家を離れてはいけないそうです。夫を失い、家にいても何もすることがない。一体どれだけの苦痛なのでしょう。

2分58秒~:2004年 ロシア小学校占拠事件
子どもや妹、姪を亡くした女性の嘆き。自分の娘は生きるべきだったのに、と今でも嘆き悲しんでいます。

3分55秒~:戦争によって家族を失った男の子。兵士に親を殺されたから自分も兵士になるのだそうです。小さな体で銃を持つ姿。どんな気持ちなのでしょう。

4分30秒~:イスラエル・パキスタン
戦争によって親を亡くしたり、精神的にまいってしまう子どもたちに、どうやってその苦しさを表現するのか、どうやって生きていくのか、子どもとして何をすべきなのか、そんなことを教えていくことも支援です。

5分35秒~:2005年 パキスタン地震
詳細は下をご覧ください。


この後は、赤十字では誰がどんな支援を行っているのか、また支援をしてくれる人にも支援を行う、という助ける人たちの well-being(幸福・安寧) の大切さについてのお話し。
sozai-line2.gif

私が一番、感動したのが5分35秒~の時間にしておよそ40秒ほどのパキスタン地震の被害者である子どもたちへの支援のところ。

子どもたちが、輪になって座っていて、その真ん中に置かれた箱を一人ずつ、覗いて行きます。
"There was a special person inside of it who they need to take care of." 「箱の中には特別な人が入っているよ。君たちがきちんと思いやってあげる必要がある人なんだよ」
そう言われて覗く箱の中。
・・・誰が見えるでしょう?

「自分」

箱の中には鏡が入っていて、「自分という特別な人間をきちんと大切にしていこう」という心の支援です。

地震で親を無くし、辛い人生を送る子どもたち。どんなに苦しくても自分を大切にしていこう、というこの支援、とても胸に響きました。

残念ながら、自分自身を大事にできない人がたくさんいます。日本のように恵まれた国であっても、自分を「粗末」に扱う子どもがいます。
日本人の「セルフエスティーム:自尊感情」は世界の先進国でも最低なのです。自分のことが好き、と言えない、自分のことを誇りに思えない、自分を褒めることができない・・・そんな子どもたちが日本人の子どもの80%以上を占めています。
なぜなんでしょう。

東日本大震災で不幸にして親を無くしてしまった子どもたちの中には、驚くほどの強さ・回復力を持っています。その子たちはとても自分を大切にするそうです。また、むやみにモノを欲しがらなくなったともいいます。
本当に大切にしないといけないものは何なんでしょう。

そんなことを深く考えさせられた10分弱の映像。
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今いわきでは、原発関連で避難してきた人たち(いつ戻れるかわからず、仕事はなく、保証は受けていてお金はある人たち)の心の状態が静かに悪化しているような事を見聞きします。生きがいや、張りあいを作れないなら、しっかりとしたケアが必要と思います。表面上変化が見られないといって、内面が無事とは限らないですね。また勉強させてください。
  1. 2012/02/14(Tue) 20:51:04 |
  2. URL |
  3. sakamoto #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

sakamotoさん。

トラウマが起きた後、PTSD (心的外傷後ストレス症候群) が発症するのが、1-2ヶ月後、
または半年、1年後となっているそうです。
一旦、出来事が落ち着いたかのような時に、ふと発症することもあるとか・・・。
原発関連で避難してきた人たちの心の傷はまだまだ続いています。
いつ戻れるかわからない、仕事がない、という先の見通しが見られない人たちにとって
心の安定が必要なのは当然のことなのです。なのに、どうしても心は表に見えないので
体の傷よりも放っておいてしまう。
そう言えば、福島原発で苦しんでいる大人の人たちのケアってどうなっているんでしょう。
  1. 2012/02/15(Wed) 01:29:08 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

どこかの国が災害に見舞われたら、どこかの国が手を差し伸べる。
そんな温かい支えあいがある一方で、
人が人を傷つけあい、奪い合う…。
宇宙から見た地球はあんなにも美しいのに、
地球の中では今も争いが絶えないなんて、
哀しいですね…。
  1. 2012/02/15(Wed) 06:59:29 |
  2. URL |
  3. ecru #S2eFIt1.
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ecruさん。

東日本大震災の時には、世界中の国々が日本を心配してくれ、
明日の自分たちの生活も分からない状況なのに、募金をしてくださった
国もあります。
困った時でなく、いつでもみんなが助け合えたらいいのに。
そう思って仕方ないのですが、実際、現在のさまざまな国を見て
いると、それって難しいような気もします。
ならば、自分の周りに優しくなりたいです。そうしたら、そこから
また優しい気持ちが発信され、いつか世界中に広がったら・・・
そんな支援をしている赤十字に、心より敬服します。
  1. 2012/02/16(Thu) 01:16:57 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

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