「まる」ないちにち

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 「懲役20年、発達障害 求刑超す判決」について(2):アスペルガー症候群とは?

:: 2012/08/10(Fri) ::

 8月5日のブログからの続きです (まだ読んでいない方はコチラからどうぞ!)。

 前回は、「懲役20年、発達障害 求刑超す判決」について、社会的側面から自分の思ったことを綴りました。今回は、私が一番気がかりであった「アスペルガー症候群だから」という部分に焦点を当ててみたいと思います。

 この判決を読んで、「アスペルガー症候群って怖い障害なんだ」「アスペルガー症候群だから、再犯するんだ」と思ってしまう人が多いのではないかということが、私が一番危惧している点です。一体、どれくらいの人がアスペルガー症候群について理解しているのか・・多分、ほとんどの人は「アスペルガー症候群」という言葉は聞いたことがあっても、どんな障害なのかは知らないのではないかと思うのです。

 アスペルガー症候群とはどんな障害なんでしょう?

 今日は、ここに焦点を絞ってみたいと思います。(簡単な歴史を READ MORE に書いておきました。)
 長くなってしまいますが、少しでも多くの人に「アスペルガー症候群」や「自閉症」などの発達障害について知っていただけたらうれしいなと思い、なるべくわかりやすく書いたつもりです。もし疑問点や質問などありましたら、どんどんお知らせください。

 アメリカ精神医学会定めた障害の診断と手引きとして、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (略して DSM:精神障害の診断と統計の手引書) が世界中で用いられています (Wikipediaで詳細が見られます。⇒コチラ)。また、アメリカ以外の国では ICD10 国際疾病分類第10版(2003年改訂)と呼ばれる手引書を参考にすることもあります。手引書によって障害についての定義や名称も変わってきます。
 現行の DSM 第4版改訂版によれば、例えば、みなさんもよく耳にする名前のうつ病は「気分障害」、恐怖症は「不安障害」の範疇におさめられているのです。そして、アスペルガー症候群広汎性発達障害 の範疇におさめられているのです。
 この広汎性発達障害には

-自閉性障害
-レット障害
-小児期崩壊性障害
-アスペルガー障害
-特定不能の広汎性発達障害(PDDNOS)

と5つの障害がおさめられているのです。
 広汎性の発達障害というくらいですので、複数の発達障害を持ち合わせているということになります。自閉性障害=「自閉症」もこの分類に入るのですが、「自閉症」については、誰でも一度は名前だけでも耳にされたことがあるのではないでしょうか。二つとも、同じ広汎性発達障害の範疇に入っているので、似たような特性を持っているといえます。
 

 さて、自閉症は、「自閉性障害」または 
Autism Spectrum Disorders (自閉症スペクトラム障害)
 とも言われる障害の名称です。

 自閉症 (autism=オーティズム) という言葉は、ギリシャ語の「自分」を意味する autos という言葉から作りだされました。自分を意味する・・・つまり、他者との関係が薄い、ということでしょう。

 次に「スペクトラム」って何?というと (私自身、この意味が分からなかったんです) ・・・。
スペクトラムは日本語にすると連続体。
 虹をイメージしてください。虹って7色あるけれど、色と色の間はぶちぶちに切れていませんよね?色がだんだんと薄くなって次の色に徐々に変化していきますよね。これがスペクトラム (連続体)。自閉症も虹に例えると、オレンジ色が強く出ていても、オレンジ色だけでなく赤色も黄色も含まれているのです。一色だけではなく、数色の色が途切れることなく混ざり合っている・・・これが、スペクトラム (連続体) という意味だと私は理解しています 。


 さて、その「自閉症」の人が持つ特性は大きく次の3つをあわて持っているとされます。

1) 社会的な相互交流を図ることが困難
(人に興味がない、目線を合わせない、名前を呼ばれても応答しない、などなど。)
2) コミュニケーションを取ることが難しい
(物を取るときに自分で取らずに人の手をつかんでその人の手でものを取ろうとする。人が言ったことを繰り返したり、本のフレーズを暗唱していてそれを繰り返す、などなど。)
3) 行動や興味、活動が限定され、反復的=想像力がない、型通りの所作にこだわったり固執したり、繰り返し同じ行動を取る
(よく、目の前で手をぱたぱた動かす、予定変更に対してパニックになる、などなど)

 しかし、「コミュニケーションがうまく取れない」と一概に言っても、簡単な挨拶ができる人もいれば、全く人と話すこともできない人もいる。みんなが全く同じ症状を持つわけではないけれど、どこかで繋がっているので、「スペクトラム=連続体」と呼び、程度に差があるものの、この3つの特徴がすべて見られる障害が「自閉症スペクトラム障害」となります。

 どうしたらわかりやすく説明できるか考えたのが、下の図。

spectrum2.jpg


 赤色:社会的な相互交流を図ること
 青色:コミュニケーションを取ること

色が濃いほど、その程度が重度であることを示します。

そして、これにもう一つの
 黄色:行動や興味、活動が限定され、反復的=想像力がない、型通りの所作にこだわったり固執したり、繰り返し同じ行動を取る 

をかぶせます。

spectrum3.jpg

すると、
- a の人は 3つの特性全てにおいて重度
- b の人は 3つの特性全てにおいて軽度
- c の人は コミュニケーションを取ることの困難さが突出している。
- d の人は 社会的相互交流を図ることの困難さが突出して難しい。
- e の人は 3つの特性が全て突出もしていないけれど、軽度でもない。

 色のグラデーションを見てもらうと、常に色が移り変わっているのがわかると思います。虹のようでしょ?困難な程度は違うけれど全ての特性を持ち合わせているのです。
 実際、私も今までにたくさんの自閉症を持つ子どもと接してきました。「自閉症」と言われる子どもたちは、確かに似たような特性を持っているのですが、みな、それぞれ違っているんです。

 さて、今回の裁判で20年の判決理由となった「アスペルガー症候群」の特徴としては、自閉症のそれとよく似ていますが、自閉症の主な特性のひとつのコミュニケーションを取ることには大きな困難を示さないとされ

① 言語や知的な遅れはない
② 人との相互作用に関する問題がある
③ 興味や行動が特異

と言われています。

 もう少し詳しく見てみますね。

① 言語や知的な遅れはない

 遅れはないということなのですが、遅れどころがかなり進んでいる、または驚くような雄弁さを持ち合わせているアスペルガー症候群のある人もいます。ただ、あまりにも「専門家」のような口ぶりなのです。
 だから、一見すると「この子は頭がいい」と思われ、問題がないようにみなされてしまうのです。じゃ、実際、どんな問題が生じるのでしょう?それが「② 人との相互作用に関する問題」となります。

② 人との相互作用に関する問題がある

 口ぶりが達者と言われるほど、アスペルガー症候群を持つ人は雄弁でもあるのです。しかし、言葉を文字通りにしか解釈できない人が多いのです。

 例えば、これは実際にあった話。
ある人 (Aさん) がアスペルガー症候群のある Bさんとレストランへ行った時のこと。バイキング形式なので、一人は席で待っていて、一人は料理を取りに行くことにしました。
最初に、AさんがBさんに
「カバンを見ていてね」
と頼んで、バイキングに。
お皿に料理を盛って戻ってきたら、カバンがなくなっているではないですか!
「私のカバンは?」
と聞くと、
「男の人が持って行った」と。
当然、Aさんは
「どうして見ていてくれなかったの?」
と怒って言うと、Bさんは
「私、カバン、見ていたよ。」
-------------------------------

 わかりますか?Bさんは文字通り「見ていた」のです。私たちが普通「カバンを見ていてね」と言えば、それは「取られないように注意していて」という意味を含んでいますが、アスペルガー症候群のある人はそういった言葉に含まれている意味を読みとることが難しいと言われています。
 ですので、皮肉なども全く通じなかったりもします。そうなると、「おかしい人」「変わっている人」とどうしても周囲からは見られてしまいますよね。「空気読めない人」と言う言葉がはやりましたが、まさにそうなんです、場の空気が読めないのです。
  コミュニケーションに大きな困難がないと言われていますが、これ、実際には問題になる場合が多いですよね。

 また、話し方にも特徴があり、一本調子で話したり、不自然な間があったりすることもあります。でも、アスペルガー症候群のある子どもたちは、自分の言葉がどれだけ他の人と違っているかは気がつかないのです。

③ 興味や行動が特異 

 ①にも関連していますが、専門家のような口ぶりだけでなく、中には専門家のような知識も持ち合わせている人もいます。コンピュータ、恐竜、天文学、電車などが好きな人が多いようです。
 例えば、コンピュータの知識が豊富で、瞬時に「このメーカーのこのタイプは、・・・・」とすらすらと口に出てくるのですが、「じゃ、私はインターネットとメールと少しだけ資料を作るのにパソコンが欲しいんだけど、どれがいい?」と聞くと、答えられない。あたふたしながら「XXのものがいいよ」と言ってくれるのですが、その理由はと言うと「パソコン本体の色がいい」と、全く見当違いな答えを返してきます。つまり、専門知識は持ち合わせていても、目的がわからなかったり、全体像をとらえたりする事が難しいのです。


 こうした特性を持っているのですが、集中力や記憶力、またある事柄にずっと夢中になっていられるという長所もあるのです。こうした特徴を生かすことができれば、驚くような成果を上げる人もたくさんいます。

 私は、自閉症やアスペルガー症候群の特性というのは、誰にでも少しは合わせ持っているものだと思うのです。私自身、靴下は必ず右から履かないと気分が悪いという変なこだわりがありますし、知り合いに目を合わせて話ができない人もいます。天気予報を必ずチェックしないと不安だと言う人もいます。毎日、決まった道を通らないと何となく不安を感じる人もいるはず。
 ただ、自閉症やアスペルガー症候群を持っている人と違う点は、複数の特性を持ち合わせていなかったり、この変わったこだわりを人に堂々と言ったりしない、というところだと思うのです。

line8_20120225033358.gif
 さて、私がこのブログで取り上げている裁判での大東被告は、この「アスペルガー症候群」であると診断されているわけですが、みなさん、私の説明を読まれて、どう思いますか?アスペルガー症候群だから犯罪を犯したと思いますか?アスペルガー症候群だから再犯のおそれがあると思いますか?

 今回の説明に最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。なんとなくでも「自閉症」や「アスペルガー症候群」についてわかっていただけたらうれしいです。長くなってしまったので、判決に関して思うことはまた次回。

*参考文献
S. オゾノフ、J・ドーソン、J・マックパートランド著 田中康雄、佐藤美奈子訳 「みんなで学ぶアスペルガー症候群と高機能自閉症」星和書店 (2004)
Lorna Wing 著「The Autistic Spectrum」Robinson (1996)
高橋智 編集代表 「インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援」 日本文化科学社 (2007)


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*アスペルガー症候群は1943年にオーストリアのハンス・アスペルガーにちなんでつけられた名称です。彼は小児科医で小児の自閉症について研究をしていての論文を発表しましたが、当時は1943年にアメリカの精神科医レオ・カナーが小児期の自閉症についての論文を発表したこともあり、ハンス・アスペルガーの論文はドイツ語であったため、英語圏には紹介されませんでした。
 1981年にイギリスのローナ・ウィングが再びハンス・アスペルガーの論文に注目したことで、それ以降、アスペルガー症候群が注目されるようになり、今では、国際的診断基準であるICD-10(国連の世界保健機関による分類)やアメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV-TR) にもアスペルガー症候群の概念は採用されるようになりました。

*また、先述した図ですが、これを用いると自閉症とアスペルガー症候群、他にも高機能自閉症など、この図に全て含まれてしまうと私は思っているのです。そう思っていたら、なんと、この考えが2013年から世界的にも導入されるようになり、来年5月以降、「アスペルガー症候群」という障害名が先述した精神障害の診断の手引書 DSM から無くなり、全て「自閉症スペクトラム障害」になってしまうんです。
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comment

沢山調べてくださったのですね!とっても分かりやすいです。haykichiさん、ありがとうございました。
懲役刑については、ちょっと置かせていただきますが、この病名は、確かに一人歩きしてしまいそうですよね。。。
マスコミの力量にもよりますが。。。

日本の風潮というか、老若男女問わずに日本語の使い方って、相手に「分かれ!」と要求していることが多いように思います。だから、よくインタビューとか、インターネットの掲示板を英訳してくれと頼まれるときに、ものすごく困る事ってあります。主語もなければ「あれ」という意味不明な言葉で納めてしまうことが多いみたいです。
そして、ちょっと変わった感じが素敵に見えたり格好良く見えたりすることも多かったせいか、お笑い風に扱われたり。。。アンニィな感じとか、ストイックな感じとか。。。(-_-;)
欧米社会が「ああ言えば、こう言う」という社会だから、理屈を捏ねることが、欧米風だと思われがちなところもありそうです。

アスベルガーは、アメリカが先進なのかもしれませんが、haykichiさんのお勤めしている学校では、診断された子供さん、いますか?
イギリス人も病気に思いたくない親が多いと思います。そして、厄介なことは、集中力があって天才肌だと思い込む親御さんが日英ともに、すごく多いようです。

子供を持つと、どうしても何かに長けていて欲しいと願うのは、親として当たり前なことなのですけど。。。

でも、お薬を処方されて、服用してみたら、本当に普通に接することが出来るようになる子供さんって、とっても多いのです。
私が見てきた限りでは、ほぼ100%の子供がチームワークができるようになり、ほとんどの親御さんが、もっと早くお薬をあげるべきだったと言っているように思います。
でも、残念ながら、このケースはイギリスでのことで、日本ではどうなのか分かりません。
お薬というと、つい、大人しくさせるだけのドラッグと思ってしまいますよね。。。

科学、特に医学はどんどん発達すると共に、今まで置き去りにされた事が病名として出てくることも多くなり、それがどう集団生活に影響するか? そして、それをまとめる教育学にも大きな影響が出て来ます。
前進あるのみで結論はないということなのかもしれないですね。

あ゛、なんか私が一番にコメントすると、後に書き込みが少なくなりそうで心配です。。。(v_v)
Chunさん!ご意見まってます!!(^_-)-☆
  1. 2012/08/10(Fri) 18:36:51 |
  2. URL |
  3. B&J #aRTWBpno
  4. [ 編集 ]

いろいろ教えていただけました。

私は、自閉症やアスペルガー症候群の特性というのは、誰にでも少しは合わせ持っているものだと思うのです。

と おっしゃったこと 同じ思いを抱いていました。

「普通」というのが それぞれの「ふつう」をさすのだと思うのと同じように、
少しずつ違っていることを どう説明づけして
どの範囲に関して 善し悪しを述べるのか
本当に難しいことが多くなりましたね。

haykichiさんの記事を読み、
皆さんのコメントを拝見していて
いろいろ考えさせられます。

  1. 2012/08/10(Fri) 19:49:07 |
  2. URL |
  3. ぽけっと87 #X.Av9vec
  4. [ 編集 ]

アスペルガー症候群について

大東被告の生まれてからの幼少期が気になります。
彼は十分な愛情とふれあいの中で生活ができたのでしょうか?
乳児期に親からネグレクトを受けたアスペルガー症候群を持つ子とかかわった時に、彼の瞬時に出る暴力的でキレやすい気質は愛情の飢えではないかと思い、彼と関わる時はより慎重に嘘のないまっすぐな関わりを努めました。決まったルールの中で生活することは彼にとって重要で、突発的な出来事に対応することがとても困難でした。色んな面で他の子より長けた能力を発揮し、集中力や創造力そして運動神経があり豊かな可能性を秘めているように感じました。
しかし、彼の保護者はとても閉鎖的で始めはアスペルガー症候群ということを受け止めれなかったようです。親から受け止められない発達障害を克服するためにはどうすればよいのでしょうか?また、すべてを発達障害という理由で済ませられるのも納得できません。

12歳からの30年間の引きこもり生活の中で大東被告が1人でいた時間はどのくらいでしょうか?考えるだけで胸が苦しくなります。
1人ひとりの命が愛に包まれていたらどれくらいの犯罪がなくなるのかなと思います。

haykichiさんの考え方や知識、本当に勉強になります。
私は乳幼少期の体験や環境が論点の中心になってしまいますが、私の知るアスペルガー症候群を持つ児が、これから先も、社会と上手く交わって健康的な生活を送って欲しいという想いがより一層強くなりました。




  1. 2012/08/10(Fri) 20:34:31 |
  2. URL |
  3. レイカ #-
  4. [ 編集 ]

私もアスペルガー症候群です。

初めまして、とんぼ玉工房「MASUMI」の彩ますみ(MASUMI)と申します。
アスペルガー症候群を持つ、とんぼ玉作家です。

言葉をどうしても、その通りに考えちゃうんですよね。(>_<)
だっていつでも、言葉に対して真剣だから…。(>_<)

やはり世間(日本)は、私たちに対して理解がないと思いました。
専門書を見ても、わたしへの悪口が多く書かれているようで嫌になってきます、最近は、当事者の本しか読みません。
本当に配慮がない本や情報ばかり。

アスペルガー症候群だから犯罪を犯したのではなく、理解してくれない人が多すぎて孤独に詰まって爆発してしまった結果です。
無理解が悲劇を招いたんです。

怖いことを言いますが、私だって過去、居なくなってほしいと思った人がいじめっ子をはじめ、たくさんいました。
夢の中ではいつも彼らを殺していました。
今も、恨みは消えていません。

あんな連中のために時間を使うのはもったいない、それより、創作活動に熱中し、もっとアスペルガー症候群のことを世間に正しく広めようと思っているのです。
そして、定期的に、市長などに発達障害者への支援充実、いじめ対策を訴えております。

なぜ、ダチョウに「空を飛べ」と言うのか。
どうして「速く走れるなんてすごいね、もっといっぱい走ろう」と言わないのか。

みんなピカチュウみたいな電気タイプのポケモンしか出てこなければ、ポケモンファンはいなくなります。そんなポケモンシリーズは、つまらないですからね。

でも日本は、今も平気でそういうことをしているし、言っています。
毎日激しく憤っているのです。

分かりやすく説明をしてくださり、そして何より長所も挙げてくださり、深く感謝します。m(__)m
  1. 2012/08/10(Fri) 23:52:43 |
  2. URL |
  3. 彩ますみ(MASUMI) #6B04z04I
  4. [ 編集 ]

アスペルガー症候群について

B&Jさん。

早速のコメント、感謝しています。こうしてすぐに反応をいただけると
とてもうれしいですね。

B&Jさんがおっしゃるように、「アスペルガー」という言葉、一人歩き
してしまっていると思います。これ、マスコミによるものもかなり
大きいと思います。

日本語って曖昧なんですよね。主語がない文が多くて、私も通訳や翻訳を
頼まれる時、困ってしまうことがあります。逆にマスコミはこれを
逆手にとって、人の足を引っ張ることが多いようで、悲しくなりますね。

アスペルガー症候群に関しては、アメリカでは診断名を下しすぎるという
問題があるようです。イギリスでは少ないように感じますね。
まずは費用の問題。学校で子どもに問題を見つけると、いろいろ審議して、
最終的にはサイコロジストに診断してもらいますが、問題は、費用がかかる
こと。そのため、よほどの重度でない限り、診断名は出さない傾向にあります。
また、小さいうちに一度、診断名を下されてしまうと、成長してからその
特性が薄れて言った場合、どうなるか、という問題も出てきます。
ということで、「アスペルガー症候群」と診断された子を見たことは
ありませんが、ほぼ間違いなく「そうだろう」という子どもは今までに
何人か見ています。

薬に関しては、ADHD のことかしら。薬一つでここまで落ち着くなら・・・と
私も驚くことがありました。自分ではどうにもできないことなので、
上手に薬も使いつつ、何よりも子どものセルフエスティームを下げてしまわない
ようにしていくことが一番大切だと私は思っています。

いつも勉強になるコメント、ありがとうございます!!


ぽけっとさん。

> 「普通」というのが それぞれの「ふつう」をさすのだと思うのと同じように、
この言葉、はっとさせられました。
そうですね、普通って何なんでしょう。何をもって普通とするのでしょうね。

> 少しずつ違っていることを どう説明づけして
> どの範囲に関して 善し悪しを述べるのか
> 本当に難しいことが多くなりましたね。
今の時代、特に日本では人と違っていることが否定されているような風潮が
あり、とても辛く感じます。
そして、問題になるのは「個性」と「わがまま」をごっちゃにしている人。
これは日本だけではないけれど、個性を尊重します、と言いつつ、やって
いることは人に迷惑をかけても何とも思わないわがままなこと。
少しでも周囲を見ることができれば、違うんですよね・・・。


レイカさん。

今回、あえて家庭に関してはあまり多くを書きませんでした。多分、
家庭内の様子がわかれば、もっといろいろな面から専門家も助言ができるかと
思います。

幼少期の体験と環境に関しては、教育に関して話す時には、とても重要な
ポイントだと思っています。私も養育歴をかならず訊きます。三つ子の魂、百まで
とはうまくいったものだと、本当に思いますね。

> 乳児期に親からネグレクトを受けたアスペルガー症候群を持つ子とかかわった時に、
> 彼の瞬時に出る暴力的でキレやすい気質は愛情の飢えではないかと思い、
> 彼と関わる時はより慎重に嘘のないまっすぐな関わりを努めました。
> 決まったルールの中で生活することは彼にとって重要で、突発的な出来事に対応する
> ことがとても困難でした。

可哀そうに、二重苦を背負ってしまったんですね、このお子さん。
親から否定されてしまう苦しさ・・・。本当にかわいそう。ましてや、彼には
彼の言動をきちんと導いてくれる存在が必要なのに。

> 色んな面で他の子より長けた能力を発揮し、集中力や創造力そして運動神経が
> あり豊かな可能性を秘めているように感じました。
> しかし、彼の保護者はとても閉鎖的で始めはアスペルガー症候群ということを受け止めれ
> なかったようです。
> 親から受け止められない発達障害を克服するためにはどうすればよいのでしょうか?

レイカさん、するどいところをついてきましたね。
発達障害だけでなく、全ての子どもにとって親から受け止められないということは
一番の苦痛になると思います。子どもは親からの関係の中で感情や社会性の基礎を
学び、人との関わり方を見につけていきます。当然、親からの話しかけが少なければ、
言葉が少ない子になったり、感情を出すこともできません。また、親から無視されたり
虐待されたりすると、それがトラウマとなり脳にも大きな影響を及ぼします。
中でも感情を育てる部分が機能しなくなり、ふつうの感情を得るためにカウンセリング
などを通じて、信頼できる大人との関係を構築する必要があります。
とくに発達障害を持っている子の場合、どこかの脳の部分が機能していない場合も
あるわけなので、それを克服するのはかなり難しいと思います。
レイカさんのように、慎重に嘘のないまっすぐな関わりということが
もっとも大切なことだと私は思っています。親から学べなかった人との関わり方を学ぶ
ことが、まずは必要なことだと思うのです。
レイカさん、素晴らしい先生だと思います。やっぱり、レイカさんのその真摯さを
生かして、子どもに向けてほしいと思わずにはいられません。

> 1人ひとりの命が愛に包まれていたらどれくらいの犯罪がなくなるのかなと思います
私も強くそう思います。全ての子に愛情を・・と思って止みません。


彩ますみ (MASUMI) さん。

コメント、ありがとうございます。それも当事者の方から、こうした声を聞かせて
いただけ、嬉しい限りです。

> 専門書を見ても、わたしへの悪口が多く書かれているようで嫌になってきます、
> 最近は、当事者の本しか読みません。
> 本当に配慮がない本や情報ばかり。
残念なことに、一方通行なものがほとんどなんだと思うのです。そして、断定して
しまうことが多いように感じます。
その一方で、専門書の中でも客観的に書かれたものもあり、私自身はすごく
勉強になっているものもたくさんあります。そうしたものがみんなの目にとまると
いいな、と感じます。

> アスペルガー症候群だから犯罪を犯したのではなく、理解してくれない人が多すぎて
> 孤独に詰まって爆発してしまった結果です。
> 無理解が悲劇を招いたんです。
理解すること・・・せめて理解しようとすることはとても大切なことだと思います。
中には実の親からも理解してもらえない子も多く、私も胸が苦しくなります。
今回の事件では、アスペルガー症候群だからではないと私も思っています。
周囲の無理解が追いやったんだと感じられてなりません。

> 怖いことを言いますが、私だって過去、居なくなってほしいと思った人がいじめっ子を
> はじめ、たくさんいました。
> 夢の中ではいつも彼らを殺していました。
> 今も、恨みは消えていません。
つらいことを吐き出してくださってありがとうございます。なかなか人には言えないこと
なのに、こうしてここで言葉に出してもらえて、私はうれしく思っています。
この恨みを 彩ますみ (MASUMI) さんは上手に創作活動へと変えていくことができたんですね。
素晴らしいと思います。こうして彩ますみ (MASUMI) さんの活動が、少しずつ
社会に広がって行くことが、理解度を広げていくことだと思います。
私も陰ながらですが、応援させていただきます。
世の中には他にパワーを向けることができない子どももたくさんいるので、私は自分の
目の前にいるそういう子に支援の手をさしのばしていくつもりです。

みんな違ってみんないいんです。(金子みすず)
違うから不思議にも思うし、おもしろいし、諍いも起きるし、新しい発見もあるんです。
それを認められる社会になるよう、少しずつやれることをやっていこう。
私もやれることをやっていきます。

> 分かりやすく説明をしてくださり、そして何より長所も挙げてくださり、深く感謝します。m(__)m
彩ますみ (MASUMI) さんのコメントを拝見してから、もう一度私のブログを
読み返しました。私も断言する言葉を多く使っていたし、もっと長所を
挙げるべきだったと反省しました。それなのに、こうしてお礼の言葉を
おっしゃっていただけて、私もうれしいです。
言葉に対して真剣な彩ますみ (MASUMI) さんがおっしゃってくださった言葉、
私の胸にずっと残っていくと思います。そしていろんな困難をもった子どもと接していくときに
常に向き合っていくものとなります。
こちらこそ、コメントを残してくださり、本当にありがとうございます。
  1. 2012/08/13(Mon) 06:35:51 |
  2. URL |
  3. haykichi #-
  4. [ 編集 ]

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