「まる」ないちにち

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イギリスでの生活や仕事を通して、感じたことをつづっていきます。

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 古いものを大切にすること

:: 2013/02/02(Sat) ::

私が勤めている学校は、4歳~7歳の子どもが通っています。日本だと幼稚園と同じくらいですが、ちゃんとした小学校。なので算数や英語、理科、社会の勉強もあります。

社会の勉強の中で一年生の子どもたちは「古いおもちゃ」について勉強します。(日本の生活科にもありますね。同じ単元です。) 先日、この勉強の一環で、地域の方がご自分が集めているおもちゃを見せに学校まで来てくださいました。

お年もかなり召していらっしゃるおばあさまですが、赤いワンピースに身を包んで、しっかりと背筋が伸びて、凛としたかっこいい方でした。
そのおばあさまのコレクションの一部。
old toys
子どもたちにわかりやすいように、素材が何かわかるように並べてくださいました。
左下は tin toy ですね。ブリキのおもちゃ。
右下はこのおばあさまが子ども時代にもらった doll house。窓などがガラスでできていたけれど、第二次世界大戦中に家の近くに爆撃があり、そのショックでガラスは割れてしまったそうです。

そして、テディベアのコレクション。
old toys2
ドイツのシュタイフ社のものは、きちんと手足が動いて四つん這いで立つことができるそうです。しかし、時代とともにテディベアも変化してきて、手足が動かないものもどんどん作られるようになったとのこと。
右下の小さなベアは、なんとタイタニック号が沈んだ時に唯一発見されたテディベアがあったそうで、それを記念して、何体か限定で作られたものだそうです。
line8_20120225033358.gif
本当はこの中で一番古いおもちゃの写真も撮ったのですが、学校のカメラで撮ったため、こちらでお見せできなくて残念。そのおもちゃというのは、このおばあさんのご主人が子どもの頃、いとこにもらったというテディベアです。

私には残念ながらこうした古いおもちゃがありません。子どもの頃大好きだったぬいぐるみも、多分、処分してしまったのでしょう。
最近までは「新しいもの」の方がいいような気がしていましたが、こうして自分とともに一緒に年を重ねてきた「古い」おもちゃがあるというのは、まるで自分の人生を見ているようでいいな~と感じました。
もちろん、これだけのおもちゃを飾っておく場所は私の家にはありません。でも、一つだけでもずっとずっと手元に残しておけるおもちゃに憧れます。

イギリスでは生まれた子どもにぬいぐるみを送る習慣があります。寝る時も一緒、お出かけするときも一緒・・というテディベア (たとえクマのぬいぐるみでなくても、こうしたぬいぐるみの総称をテディベアということがあるそうです)。学校でも「テディベア ピクニック」という日があり、子どもたちは自分のテディを学校に持ってきて、一緒にピクニックをします。
きっとこうしたぬいぐるみって、ずっとずっと身近に置いておくんでしょうね。古いものを大切にすること。素敵だなって感じました。
↓この絵本もそんな大切なテディのお話し。1977年に書かれた本ですが、今でも学校で読まれています。

DoggerDogger
(2009/03/16)
Shirley Hughes

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こんな思いもあって、姪っ子が生まれた時には、私もテディベアを贈りました。なおちゃんとよっちゃんと、ずっと一緒に年を重ねていってほしいな。
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  1. Category: 小学校
  2. | trackback:0
  3. | comment:7
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comment

ただ捨てずにとっておいた、というのではなく、
ひとつひとつに、深い愛情をもって、いまでも
そばに置いている、っていう気持ちが伝わって
くるコレクションですね。

このおばあさまも、とても素敵。
日本では、ほとんどみかけないタイプの方。

このおばあ様にして、このコレクションあり。
年月を重ねた重みと豊さを感じます。
  1. 2013/02/03(Sun) 07:25:36 |
  2. URL |
  3. かのん #-
  4. [ 編集 ]

イギリスの学校からの手紙でしばしば登場する、cudly toy
泊りがけの旅行の説明会では、荷物の説明のところで当たり前のようにcudly toyと言われます。次女がYear4(8~9歳)の旅行は2泊でしたが、次女はいつも一緒に寝ているクマでは大きくて恥ずかしいから、と小さいクマを持ちました。学校についてみたら、荷物と同じくらいの大きさのクマを抱えた男の子がいました(笑)
Year5からは娘も40センチくらいのいつも一緒のクマのために、一回り大きなカバンを持っていきました(苦笑)
クリスマスフェアやサマーフェアでは、必ず、テディベアの名前当てのくじがありました。

もっとびっくりしたのが、長女が学校で子宮頸がん予防ワクチンを集団接種した時(13歳)、手紙に「不安だと思うのでcudly toyをもたせてもよい」と書いてあったこと。イギリス人は日本人よりも痛みに弱いらしく、ほとんどの子が泣き叫んだらしいのですが(それを見ていた男子が気絶したほど!)、3分の1くらいの子がぬいぐるみや毛布を持ってきていたそうです。

今公開中のTEDやスヌーピーにでてくるライナスのことも、こういう背景を知っているともっと面白いですね。
  1. 2013/02/03(Sun) 08:23:56 |
  2. URL |
  3. Chun #-
  4. [ 編集 ]

かのんさん

日本では骨董、イギリスではアンティークという名前がつきますが、
今回、こうして自分の大切なおもちゃをずっと持ち続けている方と
お話をして、改めてアンティークというのは、何らかの思い入れを
持っているものなんだな、と感じました。
愛情があって初めて大切にできることだということも、再認識しました。

そう思うと、私自身、どれだけのものに愛着を持っているのか・・・
考えるいいきっかけとなりますね。

このおばあさま、子どもたちには結構きつい言い方でお話をされていた
のですが、直に話をすると、笑顔たくさんの優しい方だったんです。そして
愛おしそうにおもちゃのことをお話ししてくださるのが印象的でした。


Chunさん

Cuddly toy はイギリスの文化ですよね!日本ももちろんぬいぐるみは
ありますが、イギリスのこれとはレベルが違うな~と感じます。
そうか、お泊りの時にも子どもたちは持参するんですね。これは知りません
でした!予防ワクチンの接種にも持参するんですね~。
日本ではありえないですものね。

TEDって知りませんでした。ライナスのことも知らなかったので、先程
調べてみたら、彼が持っている毛布のことを『ライナスの毛布心理学』と
いうくらいなんですね。勉強になりました。
  1. 2013/02/04(Mon) 06:13:53 |
  2. URL |
  3. haykichi #Lg2mhvRI
  4. [ 編集 ]

子供のころ、残念なことに、ぬいぐるみに全く興味がありませんでした。
お友達が持っていても「欲しい!」と思いもしませんでした。
それが最近仕事柄テディベアに触れたりしていると
「かわいい…♡」と思うようになりました。
特に古いものがいいですね。
日本では、子供も大人も新しいものにのみ価値を置いているように見えます。
子供たちの好きなものNo.1であるゲームソフトなんて、ちょっと古くなってしまったらもう部屋の隅に置き去りのようです。
一緒に大人になれるもの(おもちゃでも本でも)って素敵ですよね。
  1. 2013/02/04(Mon) 20:52:43 |
  2. URL |
  3. Mikiko #IeKMXTlo
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

Mikokoさん。

テディベアのようなぬいぐるみは、確かに最近になってかわいい~と
私も思うようになりました。
(子どものころ持っていたものは、単身赴任をしていた父が買ってくれた
白い犬のぬいぐるみでした。)
あの表情や色や毛の雰囲気かしら・・・何とも言えない愛くるしさが
ありますよね。ホント、一緒に年を重ねていけるものがあったら
いいな~と思います。

イギリスでもやはりゲームソフトに関しては同じですよ。
でも、おもしろいことにこれも結構、家によるかな・・という感じで、
ある程度の階級のお宅ではあまりゲームも持っていないということも
あるようです。
  1. 2013/02/06(Wed) 05:00:01 |
  2. URL |
  3. haykichi #Lg2mhvRI
  4. [ 編集 ]

うちの子たちには生まれた時と同じ大きさのクマを与えました。Birthday Bear?子供たちの机に座っています。
これとは別にお気に入りの物を身の回りにおいているようです。毛の抜けきったぬいぐるみや、6年以上もさわりつづけている毛布?男からすると考えられない愛着?を見せています。うちの子おかしいのかと思っていましたが、そうでもないのですね。
今後どうして行くのかな~
  1. 2013/02/06(Wed) 22:37:17 |
  2. URL |
  3. sakamoto #-
  4. [ 編集 ]

sakamotoさん。

お子さんにそれぞれbairthday bear があるなんて素敵ですね!
私のいとこは男の子ですが、20歳過ぎまでずっと赤ちゃんのときからの
愛用のタオルを持っていましたよ。結婚してどうしたかしら・・・?

sakamotoさんのお子さんのように、自分にとって心地いいと思えるもの
があるのっていいな~と思います。
ずっとずっとお嫁に行っても、赤ちゃんが生まれても大切に持ち続けて
いてほしいな、と思います。何にも替えられない宝物ですもの。
  1. 2013/02/08(Fri) 07:06:14 |
  2. URL |
  3. haykichi #Lg2mhvRI
  4. [ 編集 ]

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